エンジンオイルとはエンジン内部に使われている金属同士が擦れて抵抗や磨耗しないよう金属の間の潤滑油です。基本的な作用としては潤滑、冷却、酸化防止、密封、洗浄
潤滑は先の通りの作用です。通常エンジンオイルはエンジン下部のオイルパンにあります。オイルはオイルポンプによりオイルギャラリーを通り、エンジン上部にまできます。それからは重力で下がりながらカムシャフトやバルブなどを潤滑させながら同時にエンジンの冷却も行いオイルパンに戻ります。
高温になったりエンジン切って低温になったり温度差があるとどうしても水分を含んでしまい錆び付いてしまいます。ですが、エンジンオイルという膜をはることにより錆の発生を抑制します。その代わりエンジンオイルに水分が混ざるので定期的な交換は必要になってきます。特にチョイ乗りだと暖まったり冷えたりを繰り返すことになりますので例え走行距離が少なくても半年くらいで交換した方が良いです。
密封作用はエンジン内部のシリンダーとピストンリングの間の密封のことです。エンジンオイルを変えたらばかりだと密封が良いのでエンジンオイルを変えたらフケが良くなった と言われるのはこの作用が働いているからです。
それから洗浄も重要な作用でしてエンジンオイルはいった通り高温になったり低温になったり金属同士の間の潤滑、水分を含んだり、ブローバイガスに晒されたりして劣化します。劣化するとスラッジと呼ばれるヘドロのようなものができます。そのスラッジがオイル穴に詰まるとエンジンの焼き付きが起こってしまいます。それを防ぐためにエンジンオイルにはスラッジを吸着するようになっていてオイルフィルターでこしとるようになっています。
これらのことからエンジンオイルの交換はとても大事なメンテナンスの一つであることが良くわかったと思います。早く交換して悪くなることはないので早めの交換をオススメします