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ターボチャージャーの構造と仕組み

トランプ大統領強気にやってるけど大丈夫?と思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。どうもviviです。今回はターボチャージャーの構造と仕組みについて記事にしたいと思います。

ターボチャージャーは元々飛行機のために作られたもので、空気の薄い上空で飛ぶために普通にエンジンをかけただけでは空気が薄いのでかかりがどうしても悪くなります。そこで強制的に空気をエンジンに送り込むためにターボチャージャーが開発されました。

それを自動車に流用しは訳ですが、自動車に使われているターボチャージャーは排気式といって通常マフラーからでる排気の圧力を利用して排気管にフィンを取り付けて排気がでると回るようにしてそれに繋がって吸気管にもフィンを付けます。

排気と吸気のフィンは繋がっているので排気が回れば吸気のフィンも回り、その勢いで強制的に空気をエンジンに送ります。強制的に空気を送ることにより、空気の充填効率を上げ、エンジン出力を上げています。

空気を充填すると圧力が上がります。圧力が上がるとどうしても熱が上がりすぎてしていまいエンジンの出力が落ちてしまいます。そこで充填した空気を冷やす為にインタークーラーと呼ばれるラジエーターの空気版みたいなもので冷やし、エンジンに送ります。
吸排気を繋ぐベアリングにも対策がしてあります。排気熱にさらされる上に一分間に10万回転以上回るのでメチャクチャ熱が上がります。そこでベアリングはエンジンオイルを浸して焼き付きを防止と冷却をして、さらに水路を設けて冷却するようにしています。
そんなターボチャージャーですが昔はエンジン出力を上げるためについていました。燃費は二の次でクラウンなどの高級車などにつけて馬力を上げる為についていました。その当時F1のホンダのターボチャージャーは無敵だったのは伝説ですね。あまりに強過ぎるのでターボが禁止になったくらいですから。

その後オイルショックの後は燃費の悪いターボは姿を消し、軽自動車など小型自動車につくようになりました。要は小さいエンジンにターボをつけて馬力を稼ぐためです。

そして今は姿を変えダウンサイジングターボと呼ばれる燃費向上のためにターボはついています。普通よりもわざとエンジンの排気量を下げてターボでその分の馬力を補うようにして燃費を上げて排気量を下げることにより自動車税の節約にも貢献しています。日産のノートやホンダのステップワゴンなんかはダウンサイジングターボです。

使い方によって用途が変わる。ほんと人間の技術力ってすごいですよね。