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トルクコンバータの詳しい仕組み

トルクコンバータとはエンジンとミッションの間にあり、エンジンの力をミッションに伝える役目をしています。上の動画で詳しく説明しています。

ざっと説明しますとトルクコンバータの中はオイルで満たされています。そしてポンプインペラーはエンジンと繋がっています。タービンライナーはミッションに繋がっています。ポンプインペラーとタービンライナーには羽がついていましてエンジンに繋がっているポンプインペラーが回るとオイルが流れ、その勢いでタービンライナーが回ります。タービンライナーを回したオイルはまたポンプインペラーに戻りますがそのまま戻るとポンプインペラーの負荷になってしまいますので間にステータを入れてオイルの向きを変えポンプインペラーを回す方向に変えます。

このようにトルクコンバータはエンジンの力を増幅させることができるのでトルク(力)をコンバート(変換)といわれるようになりました。

ただステータは低速では止まっていますが速度が上がれば邪魔になってしまいますのでタービンライナーと一緒に回ります。

信号待ちなどで止まっている時はポンプインペラーは回りますがタービンライナーは固定されたままになり、トルクは熱に変換され。その為中には冷却機能を持った自動車も存在します。
トルクコンバータはマニュアルトランスミッションに比べて燃費が悪いという欠点があります。エンジンと繋がっているポンプインペラーからタービンライナーに伝達する時流体であるがゆえに伝達ロスが数%必ずあります。そこでそのロスを無くすために作られたのがロックアップ機構で、要はある一定の条件が揃うとポンプインペラーとタービンライナーを機械的に繋げる機構です。機械的に繋げば伝達ロスは0%になるので燃費が上がります。

ロックアップ機構はエンジンとミッションを機械的に繋げるのでエンジンの振動がミッションに伝わってしまいますので間にダンパーを設けて快適に乗れるようにしています。

昔はトップギアのみにロックアップ機構が使われてきましたが制御コンピューターが発達したので今では全段ロックアップ機構付もでています。

因みにロックアップ機構が入ったかどうか確認するには高速などで一定で走行し、一旦アクセルを離しまた踏み込んだ時に回転が上がりその直後200~300回転落ちたらロックアップ機構が働いたことになります。

vivi-voxy:
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