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保安基準的トラックの安全窓

今日も暑いですね。梅雨明けってもうしたんじゃない?気を抜くと熱中症になっちゃいますから皆さん注意しましょうね。

さて今回は大型トラックについている助手席下の安全窓について。これについてはネットで様々な議論がなされていますね。色々ありすぎて結局どーなのよ!ってなりますよね。私もその中の一人です(笑)なので自分で調べてみました!

とりあえず結論をまとめると

✅スモークフィルムは透過率70%無くてもOKで中から人が見えれば良い(人によってはダメになったりするのでグレーゾーンです。)

✅ステッカー、装飾板は完全に窓としての機能を潰すことになるのでダメ

✅ボルボ、スカニアなどの外車は元々安全窓がないが製作上サイドミラー、アンダーミラー、サイドアンダーミラーで視界を確保できていることになっているので無くてもOK
ここでじゃあ国産車もミラーがあれば安全窓は潰しても良いかってなりますがそれは違います。国産車は保安基準をクリアするために製作上安全窓をつけていることになっていますので安全窓は窓としての機能を満たしていないとダメです。 

 私からするとボルボも日野とかいすゞなどの国産車もミラーの視認性はほぼ一緒に見えるのですが製作上そうしなかったのは安全面を強化するためでしょうね。日本ではトラックの巻き込み事故が多いですからね。

後透過率ですね。運転席、助手席、フロントガラスは70%以上と明確にうたわれているのに中から見えればOKなんてグレーゾーンをつくったのか…。

その理由としてトラックの安全窓と同じ基準が使われているバスの人が乗り降りする長細い窓にあります。あそこの下側も透過率はうたわれておらず中から見えればOKなんですがその理由はバスガイドさんのスカートの中が見えてしまうからなんだそうで(笑)なんだか納得したような残念なような複雑な心境ですわ。

なんにせよ、こうやって一つ一つきっちり理解していかないと分からないことが多いので自動車検査員は大変ですわ。ちなみに私が検査していて安全窓にスモークフィルムが貼ってある車がきたら全部剥がします。安全パイでいけばいつ監査がきても大丈夫ですからね。