国土交通省は、このたび自動車点検基準等を改正し、大型トラック.バスのスペアタイヤの定期点検を義務づけます。
また、大型自動車使用者に選任が義務づけられている整備管理者について、定期的な研修を受講させることを運送事業者に義務づけます。
国土交通省からついに通達がありましたね。昨年のスペアタイヤ脱落による事故を受けて、ついに法改正となりました。具体的な点検内容としまして
- スペアタイヤの取付装置の緩み、がた及び損傷
- スペアタイヤの取付状態
- ツールボックスの取付部の緩み及び損傷
です。かみ砕いていうと
・スペアタイヤを吊るスペアタイヤハン ガーが落ちないか
・スペアタイヤが落ちないか?
・ツールボックスが落ちないか?
この3つですね。
そして今回の点検の範囲は青色の別表第3と緑色の別表第4の点検記録簿に該当する車なので
- 車両総重量8t以上
- 最大積載量5t以上
- 乗車定員30人以上
- 事業用自動車
- トレーラー
これらの車両が対象となっていて更に、スペアタイヤハンガーがフレームに固定されているもの、つまりスペアタイヤがトランクなどに載っかっている車両は対象外となります。
タクシーなんかはナンバープレートが緑色の事業用ですがスペアタイヤがトランクに載っかっているので対象外ですね。
後、気になるフレーズが3つ目のツールボックスですね。ツールボックスとは工具箱のことで貨物車だとタイヤチェーンやグリスポンプ、荷物が濡れないように被うシート、荷物の下に敷く木材など車のメンテナンスに必要なものや運送業の方が必要なものなどが入っています。
これも走行中に落下しないかどうか点検しなければいけません。
まぁ対象じゃないトラックも落ちないかどうか点検した方がいいですよね。お客様の為になりますし、なにより自分たち整備士を守るためでもあります。
極端なことをえいば落ちそうなものがあるのかないのかチェックしとけってことですよね。
ちなみに今までの記録簿もその他の項目に書き足せば使えますが面倒くさいので新しいのを使おう(内緒)私のお金で買ったものじゃないし(笑)