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特定整備(仮)2019.11

自動車整備の指定工場や認証工場で行うことができる分解整備ですが、来年から変わるようですね…。

かなりの変更となるようですが現在審議中で確定ではないですが中間とりまとめ案がでたので簡単に解説していきたいと思います。

国土交通省は、従来の分解整備の範囲を拡大し、名称を変更した「特定整備」に関連し、新たに追加する作業内容と認証要件案をとりまとめた。対象作業は「電子制御装置整備」と規定し、衝突被害軽減ブレーキなど先進安全技術の校正作業(エーミング、キャリブレーション)に加え、センサーが装着されたフロントバンパーなどの脱着、ガラス交換も対象とした。設備関係では数十㌢㍍~数㍍の範囲で既存の面積要件を上回る広さを求める車種がある一方、点検整備作業場の共用を認める方針を示した。認証要件がまとまったことで、取得に向けた整備業界の動きが活発化する。 このほど開催した「自動車整備技術の高度化検討会」で中間とりまとめ(案)を示した。

自動車会議所より 抜粋

長々と書いてありましたが要は現在の分解整備に加えてASV(先進安全自動車)に装備されている自動ブレーキなどの安全装置を取り外す整備も分解整備に入れて名前を分解整備から特定整備に変更する。

それにともなって工場のレイアウトも今までより広くなくてはならない。

猶予期間は施行から4年間。その間に特定整備に必要な設備、工具、工場のレイアウトを整える。その間は今まで通り整備ができるが猶予期間を過ぎても特定整備の要件を満たせないと分解整備ができなくなり、指定工場では適合証も切れなくなる。

ヤバいですよね…。ひとまず特定整備に必要なASV(先進安全自動車)とは

◯前の車とぶつかりそうになった時に自動でブレーキをかけてくれる衝突軽減装置。老人のアクセルとブレーキの踏み間違いを防止するのもこの装置です。

◯居眠りなどで車線をはみ出したらアラームが鳴る車線逸脱警報機能

◯車間距離が近すぎるとアラームを鳴らすACC

◯夜間前方に車がいない場合に自動でハイビームになる自動切替型前照灯

これらの安全装備を装備している車を差します。

これらの安全装備ですが、システムとしては前方にカメラを付けたりフロントバンパーにセンサーを取り付けたりします。ですのでフロントガラス交換やフロントバンパー交換ではこれらのカメラやセンサーなどの先進技術のエイミング作業が必要となってくるのです。

エイミング作業とは鉄のない水平かつ広い場所でその機能が働くかどうかチェックしたり調整したりする作業で、それゆえ小さい町工場などは工場のレイアウトによってはエイミング作業ができない可能性があるのです。

中々酷いですよ。儲かっている所とか今の車のシステムをわかっている所はいいですけどその辺のモータース屋はついていけなくて廃業せざるを得ない。

うちは何とかついていっているので良いですけど近くのモータース屋とか悲鳴あげてますよ。安全の為なんだろうけど廃業せざるを得ないなんて何だか悲しいです。

今の時代、就職とか先のこと考えて自分で行動しないといけない時代なんですね…。
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