ミリ波は自動車で使われているミリ波レーダーです。ミリ波レーダーは電磁波の中の電波の一種で周波数でいうと30GHz～300GHz、波長にすると1ミリメートル～1センチメートル。

直進性が強く、雨や霧などの環境下でも変わらない数値がでる、それなりの情報伝達ができる特性をもっています。

このミリ波レーダーの動作原理はシンセサイザーでミリ波の信号を生成し、TXアンテナから電波を送信する。送信された電波が障害物により反射し、戻ってきた電波を受信するのがRXアンテナ。

イルカが超音波を出して障害物から反射された音波を感知しているのと同じですね。

何故自動車の安全を担うセンサーにミリ波が選ばれたのか？それは先にもお伝えした特性もそうですがやはり１番は精度ですね。0.1ミリの動きも検知し、更に100～200メートル先まで読めるので、かなり自動車に合ったレーダーとなっています。

また、自動車以外では交通量の計測にもちいられるトラフィックモニタリングやドローン、防犯センサーなどにも使用され、ミリ波の市場が増えたことにより、価格が安価になってきたのも大きな理由の一つであります。

このミリ波レーダーが安全の肝となっているので今始まったばかりの特定整備においてミリ波レーダーの点検、調整は注意してやらなければいけませんね。